バイクライフ

【2ST】エンデューロ・トライアルにオススメなギアオイル【ミッションオイル】

今回お薦めすするミッションオイル(ギアオイル)が使えるバイク

今回紹介するミッションオイル(ギアオイル)の対象となるバイクは、2ストのオフロードバイク(エンジンの構造がエンジンオイルとミッションオイルに分離されていること)です。

基本的に2ストのオフロードバイク(オンロードも同じ)はピストンは混合燃料(ガソリンと2STオイルを混ぜた燃料)によって潤滑され、ミッション室はミッションオイル(ギアオイル)にてギアやクラッチがスムーズに動くように設計されています。

このため、ミッションオイル(ギアオイル)はピストン内に入り込むことは無く、部屋が分離されているというふうに認識してもらえればOKです。

エンデューロ・トライアルの主要なメーカーの純正指定オイルを見てみよう

BETA RR2T/X-Trainer(250cc/300cc)

BETA純正指定オイル
  • 純正指定オイル:MOTUL TRANSOIL 10W-30
  • ベースオイル:鉱物油(ミネラルオイル)
  • SAE粘度:10W-30 (SAE80相当)
  • 適合規格:API GL4
  • 適合:湿式クラッチのギアボックス用

KTM EXCシリーズ/Husqvarna TEシリーズ

KTM / Husqvarna純正指定オイル
  • 純正指定オイル:MOTOREX Top Speed 4T 15w/50
  • ベースオイル:鉱物油(MC製法)
  • SAE粘度:15W-50 (SAE80相当)
  • 適合規格:API 『SN』
    :JASO 『MA2』
  • 適合:4STエンジンオイル

    ※KTM/Husqvarna のミッションオイル(ギアオイル)は4ST用のエンジンオイルが純正指定となっています。

参考にモトレックスのエンジンオイルの適合表です。

YAMAHA YZ250/250X

ヤマハ YZ250/250X 純正指定オイル
  • 純正指定オイル:ヤマルーブ ギアオイル
  • ベースオイル:鉱油90%~100%
  • SAE粘度:SAE 80W
  • 適合規格:API GL-3
  • 適合:湿式クラッチのギアボックス用

エンデューロ・トライアルに使えるミッションオイル(ギアオイル)の規格

trial

オイルの規格は大きく分けると2つ。

  • API規格:アメリカ石油協会が定めたオイル規格(世界規格)
  • JASO規格:日本自動車規格が定めたオイル規格(日本規格)

順番に解説していきます。

API規格(世界規格)

API規格とは、米国石油協会(API)とSAE(アメリカ自動車技術者協会)、そしてアメリカ材料試験協会(ASTM)の三者が定める規格。

今回はミッションオイルの規格を知りたいのでAPI GL規格を紹介します。

GL規格は5分類に分かれています。

  • BETA は『GL-4』の『MOTUL TRANSOIL』が純正指定
  • YAMAHA YZ250 は『GL-3』の『ヤマルーブ ギアオイル』が純正指定

    となっています。

    ※KTM / Husqvarna純正指定オイル:MOTOREX Top Speed 4T はエンジンオイルのため、ギアオイル規格であるGL規格の表記がありません。

JASO T903規格(日本規格)

JASO T903規格とは、二輪車用4サイクルエンジンオイルの規格。

バイク用4サイクルエンジンオイルは、エンジンのピストンとクラッチの両方の性能を引き出す必要があるため、車用のオイルとは違う規格です。

MA規格【4区分】
  • MA:ミッションなどでのせん断に強いオイル。
    ギア付きのバイクではこちらが指定されることが多いです。
  • MA1:MAをさらに細かく分類した区分。小排気量バイクで使われることが多いです。
  • MA2:MAをさらに細かく分類した区分。大排気量バイクで使われることが多いです。
  • MB:MAより低摩擦なオイルです。エンジンとミッションが別体のスクーターなどで使用されることが多いです。

図に表すと以下のとおりです。

高摩擦特性の方がクラッチが滑りにくいオイルになっています。

また、MBはクラッチ機構があるバイクには適さないため、スクーターなどクラッチ機構がないバイク用のミッションオイル規格となっています。

エンデューロ・トライアルのギアオイルの粘度はどのくらいのものを選ぶべきか

API規格では「GL-3」もしくは「GL-4」、JAMO T903規格で最低限MAグレードを使うことが必要ということがわかりました。

API GL規格とJAMO T903規格は、ミッションオイル(ギアオイル)に対する規格を定めたものです。検査機関がアメリカか日本か、というように考えてもらえればOKです。

そうなると、次に気になるのが粘度です。

粘度の考え方は以下の通り。

ギアオイルの粘度の考え方
  •  柔らかい:繋がりやすく、切れやすい。
    オイルの温度が上がりやすい。
  •  固い  :繋がりが緩やか、切も緩やか。
    オイルの温度が上がりにくい。

エンデューロやトライアルでは、クラッチのダイレクト感がとても重要です。

2サイクル(2ST)エンジンのミッション室は、4サイクルエンジンと異なり、ピストン機構がない部分のオイル。

4サイクルエンジンのバイクのようにエンジンオイルが150℃などの高温になることは、ほとんどありません。

そうなると、クラッチの切れや繋がりがダイレクトな低粘度のミッションオイルを選んだ方が良いことになります。

オイルの粘度で『5W-30』と『10W-30』ではどちらの方が柔らかいでしょう?

答えは、『5W-30』です。

○Wの数値が小さいほど、始動時(エンジンをかける時)の柔らかさを指します。

後ろ数字については、高温時の粘度になります。

つまり、どちらが柔らかいかというと、始動時の粘度が柔らかい『5W-30』となるわけです。

※高温時の粘度は同じ

オイルの規格と粘度から導き出すエンデューロとトライアルに求められるミッションオイルの性能

BETA、KTM、Husqvarna、YAMAHA YZ250の純正指定オイルから見えてくるオイルに必要な性能は以下のとおり。

エンデューロ・トライアルのミッションオイルに必要な性能
  • API規格なら『GL-4』か『GL-3』
  • JASO T903規格なら『MA』(よりクラッチのダイレクト感が欲しい場合は『MA2』
  • 粘度:10W-30 程度(柔らかめ)

アメリカの「API規格」のミッションオイルを選ぶか、日本の「JASO T903規格」で選ぶかの差になります。

ここで、日本規格である「JASO T903規格」であるグレード「MA」に着目してみましょう。

調べてみると、ほとんどのバイクの4サイクル用エンジンオイルはグレードがMAになっています。

例えばこれ。

だれでも知ってるHONDAのウルトラG1。

もちろんMAで、オイル粘度も5W-30柔らかい。

各メーカーの性能、それぞれの規格の意味をまとめると、このオイルでも問題ないということになります。

エンデューロ・トライアルで使えるおすすめのミッションオイル

それでは、いままでの条件をクリアしてるおすすめのミッションオイルを紹介します。

オイル規格粘度備考Amazon【最安】公式HP

MOTUL TRANSOIL
GL-4
[API規格]
10W-30BETA EVO
BATA RR2T
BETA X-Trainer
純正指定オイル
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MOTOREX 4T CROSS POWER
MA2
[JASO規格]
15W-50(SAE80W相当)KTM
Husqvarna
純正指定オイル
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ヤマルーブ ギアオイル
GL-3
[API規格]
SAE 80WYA250X
純正指定オイル
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HONDA ウルトラG1
MA
[JASO規格]
5W-30AmazonでHONDA ウルトラG1を見る【最安値】HONDA

純正指定オイルも含めて紹介しました。

コスパが高いのはヤマルーブとウルトラG1。各オイルの特性もあるので、地震のバイクに合ったオイルが見つけてみましょう。