
オフロードバイクって「空気圧を落とす」って聞いたけど目安が知りたい!
そんな疑問を解決します。
林道初心者に分かりやすように、実際にどのくらいの空気圧で走るのが良いか紹介します。
この記事では
・林道のシチュエーションに合わせた空気圧
を紹介します。
1.オフロードバイクは空気圧を落として走るもの
まず、超初心者編として
初めて林道に行くなら
・フロントタイヤ 0.7 kg/cm
・リアタイヤ 0.6 kg/cm
オンロードバイクに比べると、空気圧は半分以下。
これを目安にしましょう。
このくらいの空気圧であれば、ビートストッパーがなくても大丈夫。
※ビートストッパー(リムロック):ホイールとタイヤがずれないように留めておくもの
なぜオフロードバイクは空気圧を落とすか。
それは、路面との接地面積を増やすため。
これにより、タイヤの性能をフルに生かすことができます。
公道を走る時と、どのくらい違うかというと
【250CCのバイクの「標準空気圧」】
・フロント 1.5kg/cm
・リア 1.75kg/cm
「そんなに空気圧を落として大丈夫なの?」
大丈夫です。
なぜ、大丈夫かというと
林道の険しい道では、さらに空気圧を落とします。
・フロントタイヤ 0.6 kg/cm ・リアタイヤ 0.25kg/cm(※ビートストッパーが必須) |
くらいまで落として走ります。
2.オフロードバイクでタイヤの空気圧を落とすタイミング
空気圧を落とすタイミングは
林道に入ってから。
公道での走行時は、メーカーの指定する空気圧で走りましょう。
公道で空気圧を落としたまま走ると
・コーナーでヨレて危ない ・タイヤの減りが早くなる |
そんなことが起きてしまいます。
3.タイヤの空気圧の落とし方
オフロードバイクのバルブの形状は
・TR-4(米式 直バルブ)
ここを押すと空気が抜けます。
こんなバルブキャップがあるので、これに変えると空気を抜くのが楽
これは、虫回しもセットでお買い得
空気圧はエアゲージで確認
車用のエアゲージは 0.5 kg/cm以下を正確に測れないため、
なるべく、低圧が測れるものにしましょう。
これがオススメ。
抜きすぎてしまったら、空気入れで入れましょう
空気を入れて抜いてを繰り返すと、大変なので
慣れるまでは、ちょっとずつエアゲージで確認しながら、感覚を掴みましょう
4.帰る時にはどうするか
帰る時には、オンロード用の空気圧に戻しましょう。
公道で空気圧を落としたまま走ると
・コーナーでヨレて危ない
・タイヤの減りが早くなる
疲れてる状態で空気圧を戻すのは大変ですが、事故の元になるので、空気圧を戻して公道を走りましょう。
5.空気圧は走る場所によって変わる
ここでは大きく3つに分けて空気圧を紹介します。
※ここではタイヤに「IRC ツーリスト」を履いた場合を例としています。
・林道 フラットダート
フロントタイヤ 0.7 kg/cm
リアタイヤ 0.6 kg/cm
・林道 獣道
フロントタイヤ 0.6kg/cm
リアタイヤ 0.5 kg/cm
・林道 ゲロアタック(超難所)
フロントタイヤ 0.6 kg/cm
リアタイヤ 0.3 kg/cm
空気圧は目安で、タイヤによっても変わります。
ここで豆知識。
フロントタイヤはリム打ちの危険が高いため、
空気圧は落としても0.6kg/cmくらいで十分です。
6.空気圧を落とすデメリット
空気を落としすぎた時のデメリットも紹介します。
などの可能性があります。
特に岩などが多い「ガレ場」は注意が必要です。
7.まとめ「空気圧を笑うものは、空気圧に泣く」
オフロードバイクの空気圧はとても重要です。
間違っても、林道にオンロードの空気のまま入るのはやめましょう。
タイヤは食いつかないし、バイクが跳ねて転倒の危険が増えます。
最初は
・リアタイヤ 0.6 kg/cm
0.05 kg/cm変えるだけでも、体感できるくらい変わります。
慣れてきたら0.05 kg/cm 刻みで試してみましょう。
色々な空気圧を試してみて、楽しい林道ライフを送ってください。