
オフロードバイクを買おうと思うんだけど、どんなヘルメットを選んだら良い?
そんな疑問に答えます。
オフロードバイクってオンロードバイクに比べてちょっとニッチな世界。
自分の周りにオフロードバイクを乗っている人って案外少なかったりします。
この記事では、オススメのヘルメットの中から、さらに厳選して
「これを選べば大丈夫!」
そんなヘルメットを紹介します!
1.オフロードバイクのヘルメットの基礎知識
1-1 ヘルメット外観と形状
まずはオフロードバイクのヘルメットの基本を紹介します。
オフロードバイクのヘルメットには「バイザー」がついていて、「口元」が突き出ています。
これにはそれぞれの役割は以下の通り。
バイザーは泥除け
口元が飛び出ているのは、息を吸いやすくする役割があります。
オフロードバイクに乗っていると、前のバイクが巻き上げた泥が降ってくることがり、バイザーがないと巻き上げた泥がゴーグルやシールドに付き、前が見えなくなってしまいます。
前が見えなくなるとどうなるか。
そう、転びます。
「いやいや、そんな泥なんて降ってくるはずがないでしょ!」
と思ったあなた!
きっと、オフロードバイクに乗ったら体験できます!(ぜひこちらの世界へ)
そして、オフロードバイクは「体力勝負のガチスポーツ」です。
足元が悪い中を走るので、想像以上に体力を使います。
そのため、オフロードバイクのヘルメットは適度に空間を開けて、息が吸いやすいように設計されています。
1-2 ヘルメットの内装
オフロードバイクのヘルメットの内装は、取り外しができるようになっています。
※激安ヘルメットは頭の部分が取り外しできないものがありますので注意してください。
これは、「思いっきり汗をかいても洗える」ようになってるからです。
オンロード用は真夏でない限り、ヘルメット内で「思いっきり」汗をかくことはないですからね。
※オンロードバイクのヘルメットは物によって、チークパット(頬の部分の内装)だけしか外れないものがあります。
先ほど、オフロードバイクは「体力勝負のガチスポーツ」と伝えました。
そうです、むちゃくちゃ汗をかきます。
内装は必ず外せるものを選びましょう!
1-3 安全規格
バイクのヘルメットにはいくつか種類があります。
JIS | 日本産業規格 |
SNELL | 安全性能で世界一!アメリカの規格 |
DOT | アメリカでいうJIS規格 |
ECE | ヨーロッパをはじめとした世界50ヶ国以上で採用されている安全規格 |
MFJ認定 | MFJ公認競技に出場するのに必要な規格 |
SG規格 | 商品の不具合により事故が起きたら、最高1億円保証 |
PSC規格 | 日本で販売されるヘルメットにはこれが必須 |
これは予備知識として知っておけばいい程度です。
特に注意してもらいたいのが、これからオフロードバイクに乗って
・エンデューロ レースに出たい
なんて人です。
レースの中には「MFJ公認競技」と言うものがあります。
これに出場したい場合は「MFJ認定」のヘルメットが必要になります。
1-4 アイガード(シールドとゴーグル)
オフロードバイクのヘルメットには
⬛️ゴーグルが必要なもの
ショウエイ(SHOEI) バイクヘルメット オフロード VFX-WR GRANT3 グラント_TC-2(BLUE/BLACK)_XL 847996
⬛️シールドがついているもの
アライ(ARAI) バイクヘルメット オフロード TOUR CROSS3 DETOUR BLUE L 59-60cm
があります。
ゴーグルのメリット
・用途に応じてレンズを交換できる(クリアレンズ/ミラーレンズ/カラーレンズなど)
・捨てレンズが使える
※ゴーグルの上から装着できるフィルムで、泥などが付着した際に剥がして捨てられるフィルム
ゴーグルのデメリット
・安いゴーグルは一瞬で曇る
シールドのメリット
・シールドの開閉が楽(ゴーグルは顎にずらしたり、後頭部にずらしたりしないといけない)
シールドのデメリット
・本気で攻めてる時は、熱気がこもるので苦しいし、暑い
・レースやゲロアタックをする場合はゴーグルタイプを選びましょう。
※ゲロアタック:ゲロが出るほどキツイ獣道を走ること
2 オフロードバイクのヘルメット おすすめ5選
それでは、早速おすすめのヘルメットを紹介しましょう!
2-1 VFX-WR(SHOEI)
ショウエイ(SHOEI) バイクヘルメット オフロード VFX-WR GLAIVE グレイブ_TC-8(ORANGE/SILVER)_XL 847986
重量:1,316g(ソリッドカラーモデル)
規格:SG規格、JIS規格、MFJ公認
おすすめポイント
・軽量設計!(V-CROSS(Arai)と比べると224gも軽い)※缶コーヒーのロング缶一本分も軽い!
・SHOEI独自の安全性能「M.E.D.S」(安全性能の向上と軽量化の両方を実現)
・ゴーグルのズレを防止してくれるデザイン性に優れたリブ形状!
・考え抜かれたベンチレーション機能!
・抜群の被り心地(吸水速乾生地)
・バイザーの角度調整可能
・口元の開口部が大きい
・口元がネジ一本で取り外し可能!(メンテナンスがしやすい)
・エマージェンシー クイック リリース システム(緊急時には簡単にヘルメットが脱げる)
2-2 V-CROSS(Arai)
アライ (ARAI) ヘルメット オフロード Vクロス4 ボーグル 赤 57-59cm VX4-BOGLE-RD57
重量:1,540g(サイズ:M、ソリッドカラーモデル)
規格:SG規格、JIS規格、MFJ公認、SNELL規格
おすすめポイント
・アイポートの横にゴーグルとヘルメットが密着しないようなリブが設けられていて、ゴーグルのベンチレーションにも効果大!
・頭部の排気ダクトはメンテナンス性を考慮し、取り外しが可能
・時速20km/hでも空気の流れを感じられるエアダクト
・バイザーに開口部を大きくとることにより、高速走行時でも風圧であおられにくい
・バイザーのサイドに角度がついていることにより泥ハケの効率アップ
・マウスダクトに取り外し可能でエアーの流量が調整可能な「VAインナーシャッター」装備
・ベルト部を含み、内装は全て取り外し可能
2-3 Twist Legend(Airoh)
Airoh アイロー Twist Legend 2019モデル モトクロスヘルメット オフロードヘルメット バイク(L(59~60cm) マットグレイ/ブラック/レッド)
重量:1,180g(+/- 50 g)
規格:DOT規格
おすすめポイント
・超軽量!(1,180g) (軽いので長時間走行しても、ヘルメットの重さで疲れにくいです)
・日本性にはない奇抜なデザイン(目立つこと間違いなし!)
・インナーの取り外し可能(ベルト部のみ取り外し不可)
・帽体が小さく、小顔に見える(某体のサイズは全て同じ)
・バイザーの角度が調整可能
・アイポートから後頭部と首の後ろに流れるベンチレーション
2-4 X-ROAD(WINS JAPAN)
ウインズジャパン(WINS JAPAN) ヘルメット オフロード X-ROAD FREE RIDE マットカモグレー M 5735
重量:1,630g
規格:SG規格
おすすめポイント
・シールドとバイザーが取り外し可能!
WINS JAPAN 公式
・3Dフィットインナー・クールネスフィットにより快適な被り心地
・ダブルバイザー付き
WINS JAPAN 公式
・メガネが着用できるように、チークパットにスリット付き
・インナー脱着可能(ベルト部のみ取り外し不可)
・価格が安くコスパがいい
2-5 HJH178 i50(HJC)
HJC(エイチジェイシー)バイクヘルメット オフロード HJH178 i50 TONA(トナ) BLUE(MC2SF) サイズ:L (59-60)
重量:1,630g
規格:SG規格、JIS規格、MFJ公認
おすすめポイント
・シンプルなデザインにかっこいいカラーリング
・低価格でSG規格、JIS規格、MFJ公認を取得!レースユース入門モデル
・内装の脱着可能(ベルト部のみ取り外し不可)
・豊富なインナーパットサイズ(パット類が「きつめ」「標準」「ゆるめ」があり細かい調整が可能)
・バイザーの種類が豊富で、好きなようにデザインをカスタマイズ可能
・メガネを着用できるように、チークパットにスリット付き
3 まとめ
SHOEI、Araiは内装にもこだわっていて、実際に被って見ても被り心地はバツグンでした。
最近の日本メーカーはグラフィックモデルが海外性に負けず劣らずですが、
奇抜なデザインを好む場合は海外メーカーがおすすめ。
そして、オンロードでの使用も考えると、汎用性の高いX-ROADは複数台バイクを持つ方にはぴったり。
皆さんのヘルメット選びに少しでも参考になればと思います。